お袋の味の悲しい絶対性

あ〜寝た寝た(至福)
2日間寝不足でだるさが抜けなかったのが
みごとに抜けた。
その幸せの分バランスを取ろうとしたのか知しらんが
起き掛け食った夕食はいただけなかった。
ここ数年気づいたんだが
ウチの母は料理が下手だ。
私はまだ女で自分でも作るから
ちょっとはましな味覚になったかもしれんが
あれをお袋の味と信じてやまないウチの長男の嫁は
苦労してるかもしれないなぁ。
ごめんねお姉さん。
ウチのほかにもまずいお袋味で育った人の奥さんは大変だよなぁ。
極端なことを言えば
いくら上手いもん作っても
反応どころか
『料理の下手な女』
の烙印を一生押されてしまう。
そんな奥さんはどぉするんだろぉ?
「お母さんの料理ってまずいわよね」
って言う言葉は言っていいものなんだろぉか。
若い内は言いにくいけど
早く言わないと味覚だから一生直んないかもしんないよね。
味覚等、感覚的なものは個人差があるけど
一定の基準ちゅーのもあるわけで。
まぁ現代の味覚破壊を思えば
その基準もどぉにかなっちゃうかな。
旦那になる人と味覚が合ってる事を祈るしかないか。
お袋の味と言えば
大学の頃、友達の彼氏のお母さんが言っていたらしいが
自分の息子に彼女がいることを知り
「アンタ部屋汚いねぇ。彼女に片付けてもらわないの?」
だ・と・さ。
しかもその母、いたって真面目に言ったらしい。
どぉかしてる。
呆然としちゃったぢゃないか。
大便の後ケツも拭けない子供に育てたのか?アンタ。
てめぇの部屋くらいてめぇで片付けるよぉに
教育してこなかったのかいな。
男女の分業の不公平さを嘆いてるんぢゃない。
付き合っているとは言え
部屋を片付けることを当たり前みたいに言うのはどぉだろぉ?
ちゅーことです。
その彼氏にお願いされたのならまだしも
その母親に・・・。
そんなこと言うくらいなら死ぬまで
「アンタはいつになっても部屋汚いんだから!」
って叱ってやってくれ。
その方がみんなのためです。
もちろん、その母自身も。
息子の嫁に殺される確率がちょっと減りますよ。
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今日テレビを見て思い出したこと。
NHKスペシャルですが。
教育に関しての特集でしたね。
誰かの辛い様を見たとき
それが愛する人であっても
その時流した涙はなんのためか?ちゅー疑問。
イラクの不幸な人々をテレビで見て流す涙。
母の辛い心中を思って流す涙。
それは紛れもなく、その人のためではない。
NHKスペシャルに出ていた人は
「それは自分を癒すための涙ぢゃないかな、と思うんです」
と言ってた。
涙が癒しになるとは思うけど
人間ってそこまで自分勝手になれるもんなんだろぉか?
感情的になっただけだよって思っても
理由が欲しくなるの。
ただ、それだけ心を動かされたってことは事実。
でも相手のための涙なんて、ない。
いいぢゃない
その相手がすごく心配だからでも
単に涙腺が弱いからでも。
泣くほどだったってことを覚えていれば。