おもちゃのイロイロ

今仕事上(バイト)赤ちゃんから年寄りまで
相手をしなければならない。
そこでよくよく思うのは
4人くらいを養えるような経済状態のオトナも
ひらがなを書けないような子供と
精神的に大差ないように感じる時がある。
いや、子供の方ができてると感じるときも少なくない。
欲してるものを手渡した時
「ありがとう」
を言える余裕がないオトナ。
自分が稼いだお金で手に入れたものだから
何言ってもいいだろうと
ストレス発散みたいにぶちまけるオトナ。
提供する側に不備があったら文句つけるのは当然だけど
失礼なことは何一つないのに文句つけられちゃーねぇ。
まるでお気に入りの「おもちゃ」を取り上げられた赤ん坊ぢゃないか。
人間20歳過ぎると一日何万(だっけ?)の脳細胞が死んでいくって言うのが
手に取るようにわかるねぇ〜。
でもあぁゆう人ほど長生きしたりするんだよなぁ。
脳細胞がちょいちょい死んだって
すぐ死ぬわけぢゃないからねぇ。

昨日も書いたけど
また、ハウツー本について。
ウチの母は精神的に不安定な人で。
単純に言ってしまえばうつ病
仕事辞めてから急にガタっときてしまったらしい。
最近は大分落ち着いてきているが
その母自身なんとかこの状態を打開したくていろんな本を読んでいる。
いろんな本といってもジャンルが偏っていて
ほとんどが
『自分にやさしくなる本』(実名は避けます)
みたいな題の本である。
気になって私も読んでみたのだが・・・
ホントつまらない本ばかりだった。
ハウツーもんは何かうすっぺらで心に響かないと思うんです、ハイ。
だから私なりに母のために本を選んだ。
読みやすいところでさくらももこの本。
彼女の本は本当に「楽しい」。
腹を抱えて笑うというより、なんかこぉ、じわ〜とくる。
気に入った話などは何度読んでも面白いし
なぜか忘れられない。
笑いが心の薬になるのなら、彼女の本は効果的面だと思うのだが。
読ませてみたいと思うのは
池波正太郎の小説。
鬼平でも剣客商売でもいいと思うけど。
あの物語のすばらしさ・深さっていうのは
絶対年をとらないとわからないと、大学のとき改めて気づいた。
んで時代劇も演歌も嫌いな母だからこそ勧めたいと思った。
ここ何年かうつの母を見てきて
母に本当に必要なのは
ハウツーもんでレールを敷いてもらうことではなく
誰かに治療してもらうことでもなく
お気に入りの「おもちゃ」を見つけることだと思うんです、小娘は。
それの候補の一つという存在で、本を見て欲しいんです。
今までいろんな苦労があって
働きながら子供を育て
姑と戦って(進行形だけど)きたんだから
ハウツーもので何かを得れるほど無知ぢゃないんだよ、きっと。
本当に自分が言いたいことをカウンセラーに導かれたところで
ある種の後悔と罪悪感を埋めてくれるのはカウンセラーぢゃないし。
本来、仕事人間だから新しく職を探すのも手だけど
今それを勧める気にはなれない。
うつ病でハウツー本に助けられた人がいたから
今あれだけの本が出ているのだと思うけど
なんか、脱線している気がするのは私だけだろうか?
母が本当に欲してる「おもちゃ」を手に入れるまで
いつもでも付き合うつもりなので