僕は今北極圏にいます

秋も深まり
学生時代すごした街では
3時頃陽が傾く季節になりました。
あの街で見た夕日は
一生忘れることなく
心に映え
あの何もない街を恋しく思う原因になると思います。
皆が皆ではないだろぉけど。
あの夕日を毎日見れることが
信じられないほど幸せだとゆーことに
学生たちが今のうち気づいたらいいなぁと思います。
君たちは間違いなく幸せですから。
山形でも空気が澄んできて
夜中には冬の星空が広がる
大変すばらしい季節になりました。
夜遊んで帰ってきて
車から玄関までのとても短い道のりに
心が洗われます。
私の目に見える星が
今現在宇宙に存在していないかもしれないんですよね。
私の目に見えてるのは想像できないくらい昔の、古代の光。
過去の光しか見えないわけです。
今の光、まして未来の光など見ることは不可能です。
それでも
現在も輝いていることを
ちょっとだけ期待し
そぉでなくとも
輝いていた時を知っている人がこんなにいるんです。
ここには間違いなくいます。
成長率なんてクソ喰らえです。
成長するものはいつか息絶えます。
でもいいんです。
それでも見ていますから。
理由もなく兄から母へ送られてきた花束を見て
そんなことを思い出しました。
兄と最後に会ったのはいつだったでしょおか。
最近は体の不調の知らせを受けていませんけど
お元気なのでしょおか。
送られてきてから随分経ちますが
母はまだ兄直筆の伝票も捨てれてないんですよ。
伝わっていますかね、彼には。
でも、いいんです。
それでも見ていたいんです。