蝉ワナビー(過去進行形

セミが、鳴いてますね。
こんな季節だっけね。
セミは大嫌いです。
もぉ気持ち悪いの一言ですね。
でもセミの歌を作ったことがあります。




曲名
『蝉ワナビーズ』


小雨の中今日暮れる
蛙たちが謳う
心裏腹
世間はサンダルで埋まる
頭は未だ桜の中
春で立ち止まり動けない


蝉が鳴く夢をみて
涙が溢れ出した
時は巡るのに
蝉が鳴く夢を見て
泣かない女に成った
春を捨てなきゃ


天気予報が云う
「明日は夏が来ます」
多潤過ぎる心を土に埋めれば
孵化するでしょうか?
蝉みたいに


転がりだす夏を
止めることも無く
春が暮れる
桜咲いた思いも雨のせいで滲んだ
春を埋めなきゃ
埋めなきゃ


蝉が鳴く夢を見て
置いてかれそうになったことを知った
蝉が鳴く夢はきっと
こう云ってたんだろう
「春を埋めなさい」
雨になった思いが明け方の空へ
旅立つ日が来る
もうすぐ
転がりだす夏に蝉に成る日を待って
埋まって
眠ろう






日記によると
2001年6月3日に完成しましたね、ameさん。
ほほぉ。
そぉですか、
あれから4年ですか。
北海道のセミがいない地域に住んでいたので
セミ・ノスタルジーとゆーか
懐かしくなって
作ったんでした。
春先にやなことがあっても
それを土に埋めて
幼虫育てて
夏は羽がある成虫にして
思いっきり遊びたいですね、て曲。
今でも一人で唄います唄います。
数え切れないほど曲は作ってて
てかもぉ作るのが楽しくて、あの頃は、っていつだ。
グッと来ると学校のことが吹っ飛んでました。
高校の頃も録音したくてしたくて
仮病で何日か休みました。
作り始めは死ぬことをテーマにしたモノが多かったなぁ。
面白い高校生だなぁ。
重い若人だなぁ。
それでほとんど英詩だし。
高校生のときに幼馴染の母親が
急死してしまったり
兄が脳腫瘍になったりで
かなり自分の中で大きかったんでしょおね、死が。
死んだらホントに
人間って動かなくなるんだってことが
スゴイショックでした。
兄は兄で
死って急に来るんだなぁって
いや、カレはまだ生きてるけど
闘病中は今までのカレの姿が
思い出せないよぉな状態になってしまってたから
その頃はね、思って。
あぁ私も死ぬんだなぁって
漠然と思って。
大学に入ってからは
高校よりずっと時間が使えて
ずーっとピヤニカとリコーダーと
弦をユルユルにしたギター兼ベースだったけど
新たにキーボードなんちゅーもんを手に入れてね。
肺活量が面白いほどなくて
風船も満足に膨らませられない私には
スバラシイ機械でした。
疲れずに練習できるし。
鍵盤の叩きすぎで
腱鞘炎みたくはなったけどね。
まぁ隣の部屋の人には
大変ご迷惑をお掛けしましたね。
絶対届くはずの無い謝罪はしてたけど。
でもセミの夢は見たくないです、
気持ち悪っ。