りんごの話

私はアップルパイが大嫌いだ。
確か中学生くらいから大嫌い。
りんごがジャム状になっているならまだしも
形が残したままになってるなんてもんは
もぉ、ゲーである。
だからりんごの煮たのも嫌い。
あのグヤっとシャリが一緒になってるのがたえられない。
それから、生のりんごもあまり食べなくなった。
家では全く食べないし
職場で頂き物であっても
切るだけ切って
「食べてくださいねぇ☆」
と優しく押し付ける。
今日、1本の電話があった。
60くらいの女性だった。
最近食べたりんごの生産者を探している
とのことだった。
んなこと、ココに電話されても・・・
と思ったけど、暇だったので話を聞いてみると
知り合いからの贈り物で
ダンボールにこちらの地名があったらしー。
それだけでなぜココに・・・
でも、暇なので(以下省略)
ダンボールに生産者の名前があるだけで
連絡先などは一切なく
市内のある地名が記載されてるだけで
その人にりんごを送りつけた人も
なぜかどこのりんごか知らないとのこと。
どこで買ったかくらいわかってもイイはずだが
でも、暇な(以下省略)
その人曰く
こんなにおいしいりんごは初めて食べたそぉで
ぜひまた食べたくて
生産者に直接送っていただきたい
とのことだった。
まぁ市内のことだし
ちょっと調べてみるか、と思い
時間がかかるかもしれないから折り返せるよぉに
その人の連絡先を聞いたところ、なんと埼玉県。
そぉかそぉか。
山形はどこにいってもりんご畑が見れるから
旨いかまずいかなんて全然興味ないけど(きっと私だけ)
首都圏の人からしたら
それはもぉおいしいものだったんだろぉなぁ。
調べたところその地区では
昔流行った紅玉とゆーりんごが主に生産されていて
電話をしてきた埼玉の人は
なつかしさもあって
おいしく感じたんではないか、
と上司などは言っていた。
結局こちらで生産者はわからず
電話を引き継いだ上司も違う機関に頼んだよぉだった。
私はふじとゆーりんごの方しか食べた記憶がない。
ふーん、紅玉ねぇ〜。
なんて考えてたら
なんとまぁ、りんごが食べたくなった。
といっても、ふじの方なんだけどね。
あぁ、何年ぶりだろぉ。
「りんご、ない?」
と言ったら母が驚くくらい久しぶり。
まぁ、なかったんだけどさ。
スゴク小さいけど
見ず知らずの人に好き嫌いを
直してもらうとゆーなんだか不思議な気分でした。